立て爪リング

婚約指輪に秘められた意味

婚約指輪の歴史をご存知ですか?そのはじまりは1世紀前後の古代ローマ時代までさかのぼります。
当時は結婚よりも婚約が重視され、結婚の約束を守る印としてとてもシンプルな鉄の指輪を贈る習慣がありました。
鉄には「硬い」約束という意味、切れ目のないリングには「永遠」という意味が込められたといいます。
結婚指輪はなく、またお互いに指輪を贈り合うこともなかったので、婚約指輪が唯一の結婚の証でした。

やがてヨーロッパではその鉄のリングにルビーやサファイアなどの宝石がついたものが主流となっていきます。
それぞれの石には意味があり、ルビーは「情熱」、サファイアは「真実の愛」の象徴として重宝されました。
ダイヤモンドの婚約指輪が流行するようになったのは17世紀に入ってからのことです。
ダイヤモンドはご存知のとおり最も硬い宝石なので「変わることのない絆」を意味します。

またダイヤモンドは無色透明なことから「純真無垢」という意味も持っており、花嫁のイメージにふさわしい宝石といわれています。
それでは婚約指輪と結婚指輪はどういう意味の違いがあるのでしょうか?
婚約指輪(エンゲージリング)は男性から女性に贈る婚約の証です。
一方で結婚指輪(マリッジリング)は夫婦となった証として結婚式の時に交換し、男女ともに身につけるのが普通です。

婚約指輪を女性にだけ贈るのにも意味があり、結婚するまでの間に男性自身の代わりとなって愛する女性を守ってくれるという説があります。
他にも真珠(富・健康の意味)や誕生石(幸運・魔よけの意味)の婚約指輪も人気があります。
ダイヤモンドより日常的に使いやすいという理由もあるようです。
婚約指輪=ダイヤモンドと思われがちな昨今の風潮がありますが、二人にとって必要な意味を込めたものであればなんでも良いのです。
一生をともにしていく婚約指輪。
固定観念や相場感にとらわれず、素材や石の意味から選んでみるのはいかがでしょう?


以外に高価?
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