立て爪リング

婚約指輪はどうして「給料3ヶ月分」なのか

一世一代のプロポーズのシーンに欠かせないのが婚約指輪。
サプライズで指輪を用意しようと考える男性も多いのでは?でもいったいどれくらいの値段の婚約指輪を贈ればいいんだろう・・・と思い悩んだ時、比較的若い世代でもふと脳裏によぎるのは「婚約指輪は給料の3ヶ月分」というフレーズです。
ふつうに考えれば「給料3ヶ月分って高すぎるんじゃない?」と思うのですが、どうしてそれが定説になっているのでしょうか。
はじまりは1970年代、高度経済成長期真っただ中の日本で流行ったテレビCMでした。

ダイヤモンド業界で最も有名なデビアス社が、日本でのダイヤモンドの消費拡大を狙ったもので、そのCMのキャッチコピーとして使われたのが「婚約指輪は給料の3ヶ月分」です。
ちなみにデビアス社は他にも「ダイヤモンドは永遠の輝き」や「結婚10年目にはスウィートテンダイヤモンドを」といった、誰もが一度は耳にしたことがある有名なキャッチフレーズを生み出しています。
いずれにしてもダイヤモンドであるがゆえに高価であり、しかしながら愛する人に贈る指輪がダイヤモンドでなくてはならないという決まりはありません。

要するに、「婚約指輪は給料の3ヶ月分」には「ダイヤモンドの」という装飾語がついて一説となるのです。
平成23年のサラリーマンの平均年収は409万円(国税庁・民間給与実態統計調査)。
となると、給料3ヶ月分は80万円〜100万円前後になってしまいます。
節約志向の高まる現代ではそれを高いと思う男性よりも、「給料3ヶ月分なんてもったいない!」と考える女性の方が多いようです。

そうはいっても、今もなお婚約指輪に選ばれるのは9割以上がダイヤモンドという話もあります。
ダイヤモンドの指輪がすべて超高級品ではありません。
一粒ダイヤのプラチナリングが婚約指輪としては定番人気ですが、0.2カラットくらいであれば数万円からあります。
最近の婚約指輪の平均購入価格は31.7万円(ゼクシィ結婚トレンド調査2012)。
この価格なら思った以上に大粒のダイヤモンドリングをプレゼントできるのではないでしょうか。


以外に高価?
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